離婚問題:孤独にならず周囲に相談しましょう
離婚問題は、大変心理的な負担になります。非常にプライベートな問題なので、強い孤独を感じることも多いです。そんな時に大切なのが心の支えになってくれる人の存在です。
一人で抱え込まずに、少し周囲を見渡してみることが大切です。今回は少し法律から逸れた、でもとても大切なことをお話します。
話を聞いてもらうことの大切さ
離婚問題のストレスは想像以上です
大抵の場合、離婚は「すんなり相手との関係解消」とはいきません。お互いの条件がなかなか折り合わず、様々な争いが発生するのが離婚問題です。
毎日の生活の中で離婚問題を抱えている状態は、それだけでかなり精神的に負荷がかかっています。それが続くと、ストレスで生活に支障をきたしてしまうケースもあります。
そしてさらに知らず知らずのうちに、ご自身のみならず周囲の方、特にお子様に影響を与えてしまっている場合もあります。
子どもへの影響も甚大です
こちらは厚生労働省のサイトです。取材をもとに構成されたエピソードですが、このようにお子様が心に傷を受けてしまうケースは少なくありません。
親の離婚問題が子どもにまったく影響を与えない、というのはほとんど無理です。
だからこそ、親が少しでも強くいることが、子どものストレス軽減につながります。大切な人のためにも離婚問題はご自身で抱え込まず、できるだけ周囲に相談し、ご自身の味方にしてください。
味方をつくることの心強さ
「自分の身近な人が味方だ」と思えるのは勇気づけられますし、落ち着いた、自信に満ちた態度で問題に挑めるのは実はとても重要なことなのです。
ですから一人で問題を抱え込まずにできるだけ周囲の方に相談しましょう。
親御さんに相談する
多くの方が一番頼りにされるのが母親、父親だと思います。
「相手が浮気した」などの非常に込み入った話でも親なら安心して伝えることができます。そして物資や金銭的な援助の必要があっても、それほど抵抗なく相談できます。
また、大切なのが「住居の問題」です。別居することになったり、暴力があったりする場合は実家に身を寄せる方が多いです。
ご自身の中で離婚を心に決めているのであれば、母親や父親には早めにお伝えした方が良いかもしれません。
友人・知人に相談する
離婚問題を抱えている間は大変ストレスが溜まりますので、愚痴を聞いてくれる友人の存在が大切に感じられるようです。
話してすっきりするようなことがあるのなら、相手を不快にさせない程度に聞いてもらうのも良いことです。
また、離婚問題がさほどこじれていない場合は、第三者として間に入ってもらうと、夫婦がお互いに冷静に話し合いができることもあるようです。
ただし、離婚問題に直接関与してしまうと思わぬトラブルに発生することもありますので、友人等に間に入ってもらう場合は慎重な検討が必要です。
弁護士などのプロに相談する
身近な方を頼りにしながらも、やはり問題を解決して行くにあたってはプロに相談すると進み方がまったく違ってきます。
- 周囲の方:気持ちの支え、住居や物資の提供
- 弁護士:法に従い、実際の問題を解決する
周囲の方はあなたの生活を支えてくれるのに対し、弁護士は離婚にまつわる法的問題を解決しますので、より安心して毎日を過ごして頂くことができます。
弁護士をつけることにより、お相手や第三者に「本気で離婚をしたいのだな」という姿勢を見せることも実は大変大きなメリットでもあります。
実際に弁護士をつけた経験のある方はあまりいらっしゃらないので、最初は抵抗があるかもしれません。「何となく怖い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。
そういう方は、ぜひ地域の法テラスなどの無料相談会へまずは足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、できるだけ多くの方に気軽に来て頂きたいことから、多くの法律事務所で無料相談を受け付けています。
私たち法律事務所DUONも、初回の相談料は無料とさせて頂いておりますので、茨城県近郊の方はぜひお気軽にご相談下さい。
地元に生きる皆様の一番頼りになる存在でありたい、私たちはいつもそう思っています。